○他人の評価で揺らいでしまうのは、本当の自分が、実はよくわかっていないからです。
○思ってもいなかった自分の一面を知らされると、自信がなくなったり、不安になります。
○法鏡といわれる仏教を聞き、自分について深く知ることで、他人の声にブレることのない、ダイヤモンドのような心になれます。
些細な言葉に傷ついてしまう時(Short.Ver)
ポイント
今回のお悩み
友達と話をしていた時に、私について
「いつもみんなを待たせるよね」と言われたのですが、それを引きずっています。仲の良い友達なので、悪気がないことはわかるのですが、
「私、そんな風に見られていたんだ」と思うと、
正直ショックで、その人と会う時以外でも自分の言動に
自信がなくなっています。気にしすぎる性格に、疲れてしまいます。
ダイヤのような私になれる
今回のお悩みは、友達からこんな風に見られていたと分かってショック、ということですが、こういうことはよくありますね。
SNS上での、心無いコメントが問題になることがありますが、炎上という規模でなくても、数は問題でなく、
見ず知らずの数人の評価であっても私を傷つけるには十分で、その辛い経験から、SNSが怖いと言われる方の話をお聞きしたことがあります。
まして、身近な人からの声が、私たちに与える影響は、より強く、大きなものになります。
中には建設的な意見もありますので、決して、どんな声にも耳を貸さなくなるわけではありませんが、
他人の声でグラつかない、ブレない心を持ちたいと、望んでいる人は、少なくありません。
仏教では、仏教を聞くことで、ダイヤのような心になれる、と教えられています。
ダイヤモンドといえば、変わらない輝きを持っています。
そして、とても価値があるものです。ダイヤのような、価値のある、輝く私になれます。
また、ダイヤは、とても硬いものです。
硬くなる、と聞くと、「頭が固い人」とかいわれるように、意固地になって、凝り固まって、
一人の世界に入って出てこなくなる、そんなイメージを持たれるかもしれませんが、そうではありません。
他人の言葉を聞いても、変わらない、グラつかない、ブレない心を手に入れるということです。
では、どうしてそんな心を手に入れることができるのか、その仕組みを、詳しくお話しします。
本当の自分を知る
今回紹介するダイヤのような心を、仏教の言葉では「金剛心」といいます。
ダイヤモンドのことを、金剛石というんですね。
そしてそれは「本当の自分」を知ることで手に入ると言われます。