こんにちは~。
nukさんのカフェ、盛り上がってますね!
僕もなにかしなきゃ。。。って焦ってたら、年末にセミナーをしてくれた、精神科医のたかぎ先生から、お手紙が届きました!
アンケートの質問に答えてくれたみたいなので、特別に見せちゃいます。
質問:不登校でゲームばかりの息子。どう関わればいい?
息子が、コロナ休校が明けてから、不登校になりました。
不登校になってからゲームばかりするようになっています。
息子も人に会いたがらなくなり、今後が心配です。
どう関わっていけば良いでしょうか?
(『HSP/HSCのための心を落ち着けるレッスン』でいただいた質問を少し改変しています)
たかぎ先生からの回答
コロナ休校を機に学校に行けなくなった、という子どもの声は少なくありません。
- 学校に行っても、友達と話ができない
- 友達を作るきっかけをつかめなかった
- 授業を受けるだけで、つまらない……
- 休み時間も削って、授業がキツキツ!
など、色々な声を聞きます。
体を動かしたいのに自粛で、イライラがたまっている子もいます。
理由は色々ありますが、コロナストレスの影響は、決して小さくありません。
不登校の3つのツラさ
不登校には、大きく分けて、以下の3つのツラさがあります。
1. 「学校に行けない理由」になっていることの苦しさ
2. 「学校に行けないことで周囲からどう思われるのか」という不安
3. それらの辛さを周りに理解してもらえない孤独感
お子さんがHSCの場合、学校に行けない理由が自分でも分からない、ということも珍しくありません。
理由がないのではなく、「うまく言葉にできない」のだと思います。
その場合は、無理に問いただしたり、原因をハッキリさせようとしなくても大丈夫です。
あるいは、友達の話をしなくなったなど、普段の様子から推測できることもあります。
その場合は、「〇〇くんと何かあった?」など尋ねてみてもいいかもしれません。
また、周りの人が自分をどう思っているのか、ひといちばい気になるHSCにとっては、2番目・3番目の不安や孤独感も、大きくなりやすいです。
まずは、ゆっくり休みましょう。とはいえ、なかなか難しい……
特に、HSCが不登校になったときに伝えたいのは、「まずは家でゆっくり休んでほしい」ということです。
「ゆっくり休む」とは、家が「安心して休める場所」であってほしい、という意味でもあります。
それでも、
- 本当は学校に行くべきなのに、休んでいること
- 学校を休んでいることで、親に心配をかけていること
- 友達にどう思われているか、不安
など、色々気になって、体は動いていなくても、心は落ち着かない。
なかなか、心が休まらないことが多いと思います。
また、「他のみんなは学校に行っているのに、自分だけ休むなんて…」という罪悪感もあるかもしれません。
外出したら人にどう見られるのか、怖く感じるという子もいます。
学校にも行けない、家でも落ち着かない、となれば、イライラしてしまうのも、ムリはありません。
そんな苛立ちを紛らわせる方法が、ゲームしかないのかも。
そういう意味で、家でゲームばかりして、イライラしているときは、「まだ上手に休めないんだな、休むことに罪悪感があるのかな」と見守りましょう。
そして、「まずは、ゆっくり休もう」と、言葉でも伝えてあげてほしいと思います。
こんな気持ちがあるんじゃないの、休みたくても休めていないんじゃないの、といった話ができるようになると、
2番目、3番目の「分かってもらえないツラさ」も、和らいでくると思います。
休めれば、きっと大丈夫
しっかり休めれば、だんだんエネルギーがたまってきて、また学校に行こうかな、という気力が出てきます。
本当は学校に行って、やることをやっていた方が、本人も楽なのです。
そのため、多くの場合は、十分休むことができれば、再び学校に行けるようになります。
もちろん、いじめなど、学校に行きたくない明確な理由がある場合は、その対処が必要です。
しかし、特に理由はないけれど学校に行くと疲れる、なんとなく行きたくない、という場合は、
本人が自覚する以上にストレスを感じて、疲れていることが多いです。
その場合も、しっかり休めれば、学校には行けるようになると思います。
本人も家族も、長い目で見て、肩の力が抜けて、家が「ゆっくり休める場所」であってほしいなと思います。
なるほど~。
たかぎ先生、ありがとうございました!
ゆっくり休むのも、すっごく大事なんだなぁ。
僕も、もっと頑張らなきゃって、慌てすぎなのかもしれないです。。。