雨の日休暇、冬眠システム、できないかな…?

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nukさんファミリーの紹介

雨の日の朝は身体が重い。
みんな機嫌が悪い。

雨の日は、学校休みやったらいいのに!

荷物多すぎるっ!

雨止むか、荷物少なくするか、学校休みにするか。どれかにしてほしい。

あーもう!鬱陶しい!イライラする!


…次から次へと止まりません。

私も子どもの頃、冬の寒い日と雨の日、学校に行くのが憂鬱でした。

冬は風が冷たくて痛くて辛くて。自転車をこぎながら、涙が勝手に伝っていました。
雨の日はもう何もかも諦めて。濡れながら完全に開き直って、学校に向かっていました。

涙は勝手に出てくるけれど、泣き言は言わなかった。
口には出さずに、ひたすら我慢していた。


これくらい我慢できない自分は弱虫だ、と自分を責めていた。
冬眠したいと本気で思っていた。
ただ冬が終わるのを、じっと待っていた。
雨に濡れる不快感から、気を逸らしていた。


私以外の人は、みんな平気に見えたから。
弱いと思われたくなかったから。

「寒い!」
「痛い!」
「気持ち悪い!」
「鬱陶しい!」
「イライラする!」

本当は叫びたかった負の感情にフタをしていた私は、かなり我慢強くなりました。


でも、我慢強さなんて別に要らなかったのです。
いざとなれば、我慢なんていくらでもできるから。
それよりも、その時に感情を吐き出していたら、もう少し楽に生きてこられたんじゃないかって今は思うのです。

ワイパーが効かないくらいの土砂降りの雨の中、娘を駅に送って行く。
車から下りるだけでびしょ濡れ。
ガックリとうなだれて駅へ向かう後ろ姿は、まるで、重い荷物と一緒に、この世の不幸を全部背負っているみたい。


でも「これでもか!」っていうくらい、負の感情を吐き出せる娘たちが、ちょっと羨ましかったりしています。

やらなきゃいけない時は、ちゃんとできるものだから。我慢はその時だけでいいってママは思っているよ。
ずっと我慢し続けてると、いざという時には、もう力が残っていないかもしれないもんね。

泣きながら鍛えて手に入れる我慢強さなんて、必要ないって思う。
甘やかしているって言われたっていい。
雨の日は送って行ってあげる。
だからそんな、この世の終わりみたいな顔しないでね。