バウンダリー(その3)相手の領域に入りすぎない

繊細パンダ
繊細パンダ

この前は、境界線の引き方で、
侵入されたとき、嫌なこと言われたり、

一方的な評価をされちゃったときにどう考えるか、
自分を守るとはどういうことかについてでした。
今日も、境界線のお話の続きですよね。
お願いします~。

くにみ先生
くにみ先生

はい、お願いします。
今日は、境界線の話の続きとして、
今度は「相手の領域に入りすぎない
というお話をしようと思います。

前は、自分の領域に入られちゃうことについてで、
今度は、相手の領域に入りすぎちゃうことか。
反対の話ですね。

境界線の引き方が、うまくできないと、
どっちの問題もおきやすいということだね。

それは、相手の問題? あなたの問題?

まず、境界線をひくということは、どういうことだっけ?

んっと、自分の意見をもつとか、
相手に言われたことを、鵜呑みにしないこと、でしたっけ。

そうそう。
それを言い換えると、
相手の意見と、自分の意見は、
分けて考えるということでもあるよね。

ん?
相手と自分の意見を分けて考える?

境界線があいまいだと、どう考えやすいんだっけ?

さっきの反対だから……
相手に言われたことを、鵜呑みにしちゃう?
あ、そっか、相手に言われた評価を、
そのまま自分の考えとか、自分の問題だと
思っちゃうってことですね。


おー、のみ込みが早いね。
前回は、そのことを「ちゃんと咀嚼(そしゃく)して飲み込もう
という例えでも話したよね。

パンダ的には、とてもわかりやすい例えでした。
モグモグすることは、お腹を壊さないために
とても大事ですからね。

そうだね、自分の中に毒を入れない、という意味でも、
似たものがあるよね。

そこに愛はあるのか?

でも、相手に言われたことが、当たってたらどうすればいいんですか?
あまりに的外れなら、言い返せるけど。
たとえば、「キミは打たれ弱いなあ」ってよく言われるんですけど、
確かにボク、打たれ弱いなあって思っちゃう。

反論できないときもあるよね。
色々な考え方はあるけど、たとえばそういう時はね、
「何でこの人は、今このタイミングで
こういうことを言うんだろう?」
という問題に置き換えてみる
とか。

あ、そっか。
「なんでそんなこと言うの?」ってことですね。

そうだね。
いじわるで言ってるような意見なら、聞かなくていいよね。
親切で言ってくれているなら、ちゃんとそういう言い方があるはずだし。

「そこに愛はあるのか?」ってことですね。

お、なんかかっこいい言い方だね。
そうそう、愛のないトゲトゲした意見は、
パンダバリアで跳ね返さないとね。

シャキーン!