内向型が外向性を身に着けるときのポイントは?(その1)

内向/外向とHSP

繊細パンダ
繊細パンダ

くにみせんせい、質問でーす。
内向型と外向型のことは、なんとなくわかったけど、
これってHSPとも関係あるんですか?

くにみ先生
くにみ先生

そうだよね、そこは気になるよね。
諸説あるらしいから、確定的なことは言えないんだけど。
少し整理しようか。
HSPは「敏感さ」についての話だよね。

内向/外向も、どれくらいの刺激がちょうどいいか、という違いなんじゃないかという説もあるんだ。


人前でもあまり物怖じしないとか、比較的刺激に強いのが外向型で、
一人で過ごしていたいとか、少人数がいいとか、

少なめの刺激がちょうどいいというのが内向型、という見方だね。

へー。
でもそれだと、HSPはみんな内向型ってことになりますよね。

その定義だと、そうなるよね。
でも、HSPの中で内向型は70%くらいで、
30%は外向型
だと言われるからね。
必ずしも同じではないと思うんだよね。


そもそも、内向/外向については、
統一された定義もないみたいだしね。

色んな説があるんですね。

ただ、HSPと内向型は似てるけど、同じではないんだ。


ここが違うとハッキリ言われていることはないけど、
DOES の「E」「S」、つまり「共感性」や「ささいな刺激を察知する」とかは、HSPの、より強い特徴じゃないかな。

「D」「O」の、「深く考える」とか「圧倒されやすさ」は似てるかもね。
「HSPなのに合わない部分も結構あると感じていたら、HSPじゃない内向型だった」、という人もいるしね。

よりしっくりくる自己理解ができると、うれしいですよね。

あと、内向でもあり外向でもある

「両向型」というタイプの人もいるし。

HSPかつ、刺激探求型のHSSでもある、

みたいな感じですか?

うん、そこも似ているのかもね。

ただ、違うと思うのは、

HSPかどうかは、生まれつきの特性。

内向/外向は、生まれつきの要素もあるけど、

育った環境や経験によって、

ある程度は変わりうる、といわれる点だね。

内向型でも、

頑張れば外向型になれるってことですか?

極端には変わらないと思うけど、

人前で話す機会にいい意味で恵まれて、経験を積めれば、

ある程度は外向性を身に着けることができると言われているよ。

ぼくも内向型だけど、

こうして人前で話をしたりもできるようになったしね。

ん~、

やっぱり僕は頑張りが足りないのかなぁ。。。

内向型が外向性を目指すときの注意点

あらら、ちょっと説明が足りなかったね。

内向型の人が、外向的になれるように頑張るときには、

押さえておくべきポイントがあるんだ。

ポイント?
何ですか?それは!

それはね、何のために外向性を身につけたいと思うのか
その目的や、動機だね。

ありがちな、うまくいかないパターンは、
「内向的な自分はダメで、外向的にならないといけないんだ」と

自分そのものを否定して、変わろうとすること。
自分を責めてしまうと、しんどいよね。

あ、ぼく、それですね。
そっか、僕は、自分を丸ごとダメだと思ってたのか。
言われてみると、それはちょっと極端ですよね。
パンダだけに、白黒思考になりやすくて。

・・・(^^;)

白黒はおいといて、
「何のために外向的になりたいのか」ですか。

そう。

自分を全否定するんじゃなくて、

部分的に、一時的に、

ここは変えたいなと思うときだけ頑張ればいいんだよ。

自分にとって心から大切に思っている仕事のためとか、

やりたいこと、実現したいことのためなら、頑張れるでしょ?

そっか、自分を変えること自体が目的になると、
つらくなっちゃうわけですね。
自分のやりたいことのために、一時的に、か。
なんかそれならガンバれそうです。

そして、ここが大事な点。

ちょっとムリしてでも頑張りたいことがあるからこそ、

内向型である「本来の自分」でいられる時間も、

きちんと確保することが大切だよね。

本来の(内向的な)自分でいられる時間、

安心できる場所、いわゆる「ホーム」を作っておくことだね。

以前話したHSPよりの話でいうと、

ダウンタイムを大切にすること。

ホームでの時間も、大事にするってことですね。
なるほど、外向性を身に着けることは、自分を否定するってことじゃないってことが分かってきましたよ。

HSPとか内向型とか、色々な個性があって、
それぞれに得意不得意がある。


そういうのを通して、自分自身を知ることで、
どこが自分の頑張りどころで、それによってどれくらい疲れるのか、
休むためにはどうすればいいのか、
とか、色んなことが見えてくるよね。

それが自分を大切にするってことなんですね。


そっかー。
自分の内向性を大事にしながら、
外向性を身に着けることもできるんですね。

まとめ

とはいえ、外向性を身につけないといけないわけではないからね。
それは、環境とか、状況によるわけだし。

そっか、必ずしも外向的でなくてもいいんですよね。
素の自分でいていいなら、それがいいな。

そうだね。
自分の得意不得意を知るきっかけになったり、
自分は自分でいいんだなって受け入れやすくなるといいね。

ぼく、HSPもですけど、内向型の自分にも、

もう少しやさしくなれそうです。

ありがとうございました!

それはよかった。
内向型については、もう少し続けようと思うけど、
今日はこれで終わりにしましょう。

ありがとうございました~。