HSPの「イメージ」を知っておく(その1)

繊細パンダ
繊細パンダ

くにみ先生、ちょっと聞いてください、ううう。

くにみ先生
くにみ先生

どうしたの、涙目になっちゃって。

この前「ぼく、HSPなんだ」って友だちに言ったらね、

だから何? 自分は繊細だから、特別扱いしろってこと?」って言われちゃって。

そんなつもりじゃなかったんだけど。。。

あら~、それはびっくりするし、へこむよねぇ。

うん、へこみました。

ペコンって。

自分がHSPだってことは、人には言わない方がいいのかなぁ。

そうだねぇ、そんな言われ方をしちゃうと、

もう、人には言わない方がいいのかなって思っちゃうよね。

うん。。。

最近、HSPという言葉が広まってきたのはいいことだと思うけど、

「HSP」がどういうものか、人によって理解が違うことがあるのは、

やっぱり仕方ないよね。

「普及と誤解」は密接不離って言われるし。残念だけどね。

それを実感しちゃいました。。。

今日は、自分がHSPだってことを周りにどう伝えるか、について考えてみようか。

HSPという言葉や概念が、一般的にどう受け止められているのかを知っておくことは、自分自身を守るためにも、とても大事なことだからね。

うん、お願いします。

HSPの色々な訳し方

まずはね、「HSP」ときいて、それまであまり知らなかった人は、

どんなイメージを持つと思う?

僕は最初きいたとき、病気かなって思いました。

そうだね、病気かなって思う人も少なくないね。

「生きづらさの原因はこれですよ」みたいな紹介のされ方も多いし、

アルファベットが並ぶと、そんな感じがしやすいのかな。

でもHSPは病名じゃないし、「診断を下す」ものでもないって言われてるよね。

あとはどうかな?

そうだなぁ。

それをどんな日本語で説明されるかで違いますよね。

そうそう、日本語訳もけっこう色々あるからね。

どんなのを知ってる?

ひといちばい敏感な人、繊細さん、敏感すぎる人、とかかな。

そうだね。いろんな言い方があるよね。

なんで、表現が統一されてないんだと思う?

え?なんで統一されてないか?

翻訳した人が違うから?

うん、そうだね。

あとは、いろんな表現があるということは、

どれがいいとか、悪いじゃなくて、

人によって、しっくりくる表現が異なるからじゃないかな。

あ、そっか。

ぼくは「ひといちばい敏感なパンダ」がしっくりくるけど、

人によって、自分に合う表現は違うのかぁ。

これは逆にいうと、しっくりこない表現も人それぞれということだね。

ほほ~。なるほど、そうですね。

さらに、HSPの受け止め方と、非HSPの受け止め方も、

きっと違うよね。

そっか、同じ言葉を聞いても、

それをどう受け止めるかは、人によって違いますよね。

ハイリーセンシティブって、どんなイメージ?

あとは、表現の問題じゃなくて、

意味そのものが誤解されることもあるよね。

「敏感」とか「繊細」って言葉は、どう誤解されやすいと思う?

どんな誤解があるか?

なるほど、誤解を知ることで、本来の意味を学ぶわけですね。

ん~、神経質とか、気にしすぎ、細かすぎる、とかかな。

あとは、打たれ弱いとか。

そうだね。

反対に、「感覚がいい人」というイメージもあるみたいだよ。

「ハイリーセンシティブ」の和製英語のイメージだと思うけど。

オシャレのことを「ハイセンス」「センスがいい」なんて言ったりもするしね。

「感覚がいい」って言われちゃうと、恐縮しちゃうというか、

何か違うような。。。

オシャレとかの「センス」と、敏感さは違うよね。

でもまあ、言葉のイメージから、そう誤解されやすいんだろうね。

こういう誤解は、ある共通点があるんだけど。。。

それについては、また次回にしようか。

ありがとうございました~!

HSPの「イメージ」を知っておく(その2)に続く