くにみ先生、ちょっと聞いてください、ううう。
どうしたの、涙目になっちゃって。
この前「ぼく、HSPなんだ」って友だちに言ったらね、
「だから何? 自分は繊細だから、特別扱いしろってこと?」って言われちゃって。
そんなつもりじゃなかったんだけど。。。
あら~、それはびっくりするし、へこむよねぇ。
うん、へこみました。
ペコンって。
自分がHSPだってことは、人には言わない方がいいのかなぁ。
そうだねぇ、そんな言われ方をしちゃうと、
もう、人には言わない方がいいのかなって思っちゃうよね。
うん。。。
最近、HSPという言葉が広まってきたのはいいことだと思うけど、
「HSP」がどういうものか、人によって理解が違うことがあるのは、
やっぱり仕方ないよね。
「普及と誤解」は密接不離って言われるし。残念だけどね。
それを実感しちゃいました。。。
今日は、自分がHSPだってことを周りにどう伝えるか、について考えてみようか。
HSPという言葉や概念が、一般的にどう受け止められているのかを知っておくことは、自分自身を守るためにも、とても大事なことだからね。
うん、お願いします。
HSPの色々な訳し方
まずはね、「HSP」ときいて、それまであまり知らなかった人は、
どんなイメージを持つと思う?
僕は最初きいたとき、病気かなって思いました。
そうだね、病気かなって思う人も少なくないね。
「生きづらさの原因はこれですよ」みたいな紹介のされ方も多いし、
アルファベットが並ぶと、そんな感じがしやすいのかな。
でもHSPは病名じゃないし、「診断を下す」ものでもないって言われてるよね。
あとはどうかな?
そうだなぁ。
それをどんな日本語で説明されるかで違いますよね。
そうそう、日本語訳もけっこう色々あるからね。
どんなのを知ってる?
ひといちばい敏感な人、繊細さん、敏感すぎる人、とかかな。
そうだね。いろんな言い方があるよね。
なんで、表現が統一されてないんだと思う?
え?なんで統一されてないか?
翻訳した人が違うから?
うん、そうだね。
あとは、いろんな表現があるということは、
どれがいいとか、悪いじゃなくて、
人によって、しっくりくる表現が異なるからじゃないかな。
あ、そっか。
ぼくは「ひといちばい敏感なパンダ」がしっくりくるけど、
人によって、自分に合う表現は違うのかぁ。
これは逆にいうと、しっくりこない表現も人それぞれということだね。
ほほ~。なるほど、そうですね。
さらに、HSPの受け止め方と、非HSPの受け止め方も、
きっと違うよね。
そっか、同じ言葉を聞いても、
それをどう受け止めるかは、人によって違いますよね。
ハイリーセンシティブって、どんなイメージ?
あとは、表現の問題じゃなくて、
意味そのものが誤解されることもあるよね。
「敏感」とか「繊細」って言葉は、どう誤解されやすいと思う?
どんな誤解があるか?
なるほど、誤解を知ることで、本来の意味を学ぶわけですね。
ん~、神経質とか、気にしすぎ、細かすぎる、とかかな。
あとは、打たれ弱いとか。
そうだね。
反対に、「感覚がいい人」というイメージもあるみたいだよ。
「ハイリーセンシティブ」の和製英語のイメージだと思うけど。
オシャレのことを「ハイセンス」「センスがいい」なんて言ったりもするしね。
「感覚がいい」って言われちゃうと、恐縮しちゃうというか、
何か違うような。。。
オシャレとかの「センス」と、敏感さは違うよね。
でもまあ、言葉のイメージから、そう誤解されやすいんだろうね。
こういう誤解は、ある共通点があるんだけど。。。
それについては、また次回にしようか。
ありがとうございました~!
HSPの「イメージ」を知っておく(その2)に続く